マーケティングマニア:スターウォーズ

所要時間 1 便利ツール

地球上の90%の人はすでに見たと思うくらい、映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」は人気を博しています。映画史上最大級の作品となっており、世代を超えたファン達が他の熱狂的ファンと争いながら映画館の座席を獲得し、その様子は連日休むことなく繰り返されています。

こんな世界的なファンベースを前に、この映画の配給元であるディズニーがただ黙って見ているはずがありません。この盛り上がりをチャンスに、マーケティング戦略を仕掛けています。

今回はそんな世界を熱狂させている映画にまつわるマーケティング戦略のお話です。


持っている情報を少しずつ公開。「焦らし」のテクニック


映画「スターウォーズ/フォースの覚醒」のマーケティング戦略は期待を盛り上げる88秒のショートフィルムから始まり、その後2種類のプレビューが発表されました。

1つ目:Star Wars: The Force Awakens Official Teaser
2つ目:Star Wars: The Force Awakens Trailer

まるでお菓子の家へ続くパン屑のように、それぞれのプレビューはテレビで放映されるたび徐々に長くなり、より作品内容を明らかにしています。そしてマーケティング戦略の山場はここからでした。ありとあらゆるトークショー、有名雑誌Rolling StoneやVanity Fairでのインタビュー、世界各国で開かれるコミコンやスターウォーズ祭りなどのイベント会場でビジュアルだけを公開しファンを盛り上げ、しかし全体のストーリー構想などは一切明かさないPRを行ってきました。

映画の宣伝はタイミングが全てです。今回スターウォーズの映画はちょうどクリスマスシーズン直前の公開でした。想像してみて下さい、小売店やおもちゃ屋に並ぶスターウォーズ関連商品や服飾品の量を!アメリカでは年末セール開始となるブラック・フライデーならぬ、「フォース・フライデー」だったそうな。

以前にも化粧品会社Covergirlや乾電池ブランドDuracell、携帯キャリアVerizonやサンドイッチのSubwayなど大手企業が映画作品をモチーフとした限定商品や広告を発表し成功していることから、この時期のディズニーとの提携は正しい戦略だったのではないでしょうか。


バイラル性を理解した、ソーシャルの活用術


ソーシャルメディアも忘れてはいけません。通常ソーシャルプラットフォームでは熱狂的ファンが作品への思いを熱く語ったり、ストーリーを予想し合ったり、自作アートなどを共有する場となります。ディズニーはこれに加えて、ストーリーを少しずつ明かしていく綿密に計算されたコンテンツを毎日発表し、#ルークはどこだ?(#WhereIsLukeSkyWalker?)というホットトピックをツイッターを中心に作りだしました。

これほどの大きさのファンベースがあれば、ディズニーはプロモーションする必要はないのでは、と思うかもしれません。ディズニーもスターウォーズも、知らない人はいないといっても過言ではないからです。しかし何年にもわたる新しい作品への期待から、ファンは何もかも知りつくしたい、という欲求が止まりません。まさにそのファン心理を刺激するように、一番気になるストーリーは秘密のまま、というマーケティング戦略で期待を高め、ディズニーは大成功を収めました。

※Benchmark Emailでは毎月1回メールマーケティングに関するブログをまとめたニュースレターを配信しています。ご興味のある方は是非ご登録下さい!

Benchmark Email

Powered by Benchmark Email

よりスマートな方法で顧客関係の構築を

Benchmarkではより実用的なメールマーケティングを提案しています。購読者との関係を築くことで売上や顧客満足度の向上を達成しましょう。