メールデザインの最先端!リッチコンテンツ活用と10の注意点とは?

所要時間 2 分 メールマーケティングノウハウ 事例

*本記事はDisneyやNational Geographicなどを手がける米国の著名なEメールデザイン会社”Email Monks”のKevin氏による寄稿“How to Boost Engagement Using Rich Media in Emails”を基にした記事です。

かつては友人や家族と連絡をするために利用されていたEメールは、今や最も費用対効果の優れたマーケティングチャネルとなりました。

Direct Marketing AssociationやDemand Metricの調査によると、メールマーケティングの費用対効果(ROI)の中央値は122%で、これはソーシャルメディア(28%)、ダイレクトメール(27%)、リスティング広告(25%)、ディスプレイ広告(18%)などのマーケティングチャネルと比較しても4倍以上優れたパフォーマンスを記録しています。

近年ではHTMLメールの普及と共に、イメージ画像、GIF画像、シネマグラフやビデオなどのリッチメディアがメールマーケティングに活用されるようになってきています。

ほとんどの読者は受信箱に届く大量のメールを「チラッと見る」「さっと読み流す」ことが多いので、じっくり読んでもらうためには魅力的なコンテンツで読み手の注意を惹きつける必要があるためです。

例えばこちらのメールを見てみましょう。

The Drum email

この様なテキストだけの長いメールでは読者は退屈してしまいますよね。
この場合、次に紹介するように内容を補足するイメージ画像を追加すれば読みやすいメールになるでしょう。

メールにイメージ画像を活用する

ペット用品チェーンのPetSmartは可愛いイメージ画像を活用することで、テキストだけのメールよりもずっと魅力的なメールを読者に届けています。このようにイメージ画像を上手に活用することでブランドイメージを伝え、またメールのクリック率も高めることができます。

PetSmart email

イメージ画像の活用例

-トラベルビジネスが様々な観光スポットの紹介に活用する
-ECサイトが過去購入者へ商品を勧める際に、またカゴ落ちしたユーザーへのメールを送信する際に、その商品のイメージ画像を利用することで効果を高める

メールにGIF画像を利用する

イメージ画像の活用から一歩進んで、画像に動きを加えたGIF画像もメールマーケティングに活用されています。限られたスペース内で、静止画であるイメージ画像と比べてより多くの情報を伝えることができます。

カリブ海クルーズのCarnival Cruise Lineを見てみましょう。

Carnival Cruise Line email

読者はただの静止画像よりも、動きのある美しいアニメーションに惹かれ、きっとそのツアーに興味を持つでしょう。このメールの目的はチケットの販売ですので、GIF画像はメールの効果を高めると言えます。

GIF画像の活用例

様々な業界でGIF画像は活用されています。
-ECサイトが同商品のバリエーション(例:同じシャツの違う色)を表現する
-ファッションサイトが商品を様々な角度からより詳細に魅力を伝える
-ITビジネスでサービスの説明を分かりやすくする
-トラベルビジネスで「旅行熱」を高める

(参考記事)
動くメルマガで売上109%アップアップも!GIF画像を掲載したメルマガ作成方法指南書

メールにシネマグラフを活用する

シネマグラフとは比較的新しい動画の表現方法で、画像の一部に動画を取り入れたGIF画像です。
画像の一部を途切れることなくループ再生をするアニメーションで、まるでビデオを観ているような錯覚に陥ります。

ファイルサイズが大きくなってしまうことを懸念してGIF画像に躊躇しているものの、少しはメールにアニメーションを取り入れたいという場合、シネマグラフを活用するのがちょうど良いでしょう。

ニューヨークの高級百貨店チェーン、Saks Fifth Avenueが作成した美しいシネマグラフをご覧ください。「AIR」の文字の下にある画像が動いていて目をひきますね。

Saks Fifth Avenue email

シネマグラフは、Flixel、Pictoreo、 Kinotropic、 Echograph、Cinemagr.Amなどのツールで作成することができます。

(参考サイト)
Photoshopで作成するシネマグラフ(Adobe Systems社サイトへリンク)

シネマグラフの活用例

-フードビジネスで食品の美味しさを際立たせる
-ファッションビジネスで流行の商品を宣伝する
-高額商品のプレミアム感を演出する

メールにビデオを活用する

イベントの招待状や新製品発表の際などに効果的なビデオですが、唯一の欠点はメールのファイルサイズを増加させることです。
HTML5は3つの映像ファイル(ビデオ)形式、主にOGG、 MP4、 とWebMをサポートしています。

(参考FAQ)
Benchmark Emailで動画をメールに追加する方法は?

動画のプラットフォームを提供するWistiaは自社サービス宣伝にビデオを活用しています。

Hey Smiles Davis – did you know that video plays in email?

null

ビデオの活用例

-通信ビジネスが新製品発表の際にビデオを利用する事でコンバージョンを高める
-非営利組織(NPO)がビデオで活動内容やその目的を伝える

リッチメディアを活用する際の10の注意点

  1. テキスト(文字)と画像の比率を80%:20%に維持し、リッチメディアを使いすぎないでください。
  2. メールの内容を一枚の画像にまとめて送信しないでください。*もし読者が画像を受け取れなかったらメールが無意味になってしまいます。
  3. できるだけアクションボタンを画像の中には含まないでください。
  4. 画像をあまりにも多用するとスパムフォルダーに受信されやすくなりメールの到達率を低下させることがあります。
  5. 大容量のGIF画像を送るとメールの読み込み時間が長くなるので、小容量のGIF画像を推奨しています。*ファイル圧縮ツールの利用も検討してください。
  6. OutlookはがGIF画像やシネマグラフの読み込みをサポートしておらず、アニメーションの最初のフレームのみが表示されます。その為、一番最初のフレームに重要な情報を入れて、それだけの表示でも伝えたい内容を理解できるように作成することをおすすめします。(参考)Outlookのサポートページ
  7. 縮尺を変えなくてもモバイル機器にて正しく表示される320px(ピクセル)幅のGIFを用意するのもおすすめです。
  8. ウェブブラウザや、Apple Mail、Thunderbirdはメールへの埋め込み動画に対応していますが、動画をブロックしてしまうメールクライアントもある為、リッチメディアを利用する時はAltテキスト(代替テキスト)が必須です。メールにビデオやGIF画像を利用する際は必ずフォールバック画像を利用しましょう。
  9. 大容量ビデオの利用はメールマーケティング分析の妨げとなる可能性もあるため、きちんと目的を定めて活用しましょう。
  10. リッチメディアは特別な工夫なく多用すると読者に飽きられてしまいますのでやりすぎないようにしましょう。

さいごに

今、新しいメールマーケティング施策に挑戦したいマーケター達がリッチメディアの活用に取り組んでいます。

もし今プレーンテキストのみのメールを配信しているのであれば、是非リッチメディアを活用したメール配信に挑戦してみてください!

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