SNS×メールマーケティングで顧客接点を拡大するには?

所要時間 1 メールマーケティングノウハウ 機能

利用者が増え続けるSNSと影響力を持ち続けるメールマーケティング

オンライン上の顧客接点としてSNSはますますに重要なチャネルになってきました。Facebookが日本に上陸してから10年が経ち(2008年5月に日本版サービス開始)、その後スマホ利用の浸透と相俟ってTwitterやInstagram、LINEを主な情報源とするユーザーもさらに増えていると思います。

総務省の調査によると、インターネットの利用目的として今でも世代を問わずに最も多いのが「電子メールの送受信」ではありますが、メールの次にSNSが特に若い世代を中心として多くなってきています。
参照:総務省 情報通信白書「インターネットの利用目的」

ユーザーから見ると、ビジネスやサービスの契約関連などフォーマルな事柄にも利用されるメールと比較して、友人とのやり取りや娯楽要素の強いSNSではその用途がだいぶ異なるかもしれません。

しかし、マーケターから見ると、SEOやリスティングなど新規顧客獲得のプル型施策と比べて、保有するリストやファン・フォロワーへカスタマーロイヤリティ向上を目的に配信や投稿を行うプッシュ型の施策という点で、メールマーケティングとSNSは運用の考え方に近いものがあるのではないでしょうか。

そこで、SNSとメールマーケティングとの相乗効果を狙うにはどの様な施策が考えられるのか、それぞれの特徴を比較しつつ、海外レポートを交えてご紹介したいと思います。

SNSとメールマーケティングの比較

SNSには、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどチャットツールに加え、写真共有のSnapChatやミニブログのMastdonなども注目を浴びていますが、ここではまず主要なFacebook・Twitterとメールマーケティングの比較を行った米国企業の調査を基にその特徴をまとめました。

下記は、2015年以降のデータに2019年の見通しを加えたグローバルの調査から数項目をまとめたものです。*この調査に基づく内容に関してはメールをEmailと表記します。

<EmailとSNSのマーケティングパフォーマンス比較: 2016-2019>
EmailとSNSのマーケティング比較
*出典:Email Marketing vs Social Media Performance (2016-2019 Statistics,Optinmonster)

利用者数について

Emailの利用者数は現在26億ユーザーですが、2019年には29億ユーザーまで増えると見込まれています。のべメールアドレス数は年間6%~7%の増加率、ユニークユーザー数は年間3%の増加率と見込まれていますが、これはグローバルで人口が増加していることも影響していると考えられます。人口が減少していく日本ではここまでの増加は見込めず、今後も一定数で推移していくのではないでしょうか。

一方、FacebookやTwitterのユーザー増加率はかつてのような勢いはなくなってきたものの、Instagramなど新たなサービスの流行によりSNS全体の1日あたり利用時間は伸びていくと考えられます。

参考記事:人気SNSの国内&世界のユーザー数まとめ(Facebook、Twitter、Instagram、LINE)

1日の閲覧頻度について

Emailの頻度が高いのは、ビジネスやサービスの契約に関わる重要な連絡手段として利用されているからだと考えられますが、一方で半数以上のユーザーがFacebookも閲覧しており、SNSも主要な連絡方法・情報収集源となっていることが分かります。

商品購入のきっかけになる

Emailが66%と圧倒的に高い理由としては、過去に商品を購入したECサイトや、訪れた店舗といった信頼できるチャネルからの案内であることが影響していると考えられます。

一方、Facebook経由での購買も20%を超えてきており、Email同様に自身が既にファンである商品やサービスのページをフォローしていたり、信頼できる人がシェアした情報である場合などに購入まで至っているのではないでしょうか。その為、アカウントの匿名性が高いTwitterは6%と他に比べて低めなのかもしれません。

また、今年6月にInstagramのスマホアプリでショッピング機能が導入されるなど、SNS経由で商品を購入するユーザーは今後増加していくと考えられます。

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参照:https://ja.newsroom.fb.com/news/2018/06/instagram_shopping/

開封率・クリック率

開封率はEmailのみの概念ですが、クリック率(エンゲージメント率)にも大きな差が出ています。これはそもそものリーチ率(Emailではメールを開封してコンテンツを見る率、Facebookやtwitterではユーザーに投稿が表示される率)の違いが影響しているのではないでしょうか。

Emialは数割(この調査では18%)のユーザーがメールを開封してコンテンツを見ますが、例えばFacebookではそもそも数%(この調査では1-6%)のユーザーにしか投稿が表示されないため、その投稿への反応となるクリック率にも大きな差が出ていると考えられます。

Facebook社のMark Zuckerberg CEOが発表していた通り、今後企業が投稿したコンテンツがユーザーに表示される頻度が低下する可能性もあります。
参考記事:ザッカーバーグ氏による1月12日の投稿 全文日本語訳

広告に事前許可が欲しい

Emailにはオプトインを求めるユーザーが多い一方で、SNS上での広告的な投稿には寛容な様です。Emailはリーチやコンバージョン等のパフォーマンスが高い一方でリストの獲得にオプトインが必要という新規獲得の障壁がありますが、SNSは気軽にフォローするユーザーが多いため、ファン・フォロワーの新規獲得のしやすさがSNSの利点の1つかもしれません。

コンテンツがシェアされる

魅力的な情報をユーザーが共有し、場合によっては「バズる」ことで思いがけないプロモーション効果を得られる点にSNSの魅力があります。一方、Emailは基本的に配信先リストへの個別の連絡であるため、配信リストを上回る認知拡大効果は得にくいと言えます。

-アカウントの所有権

Emailでは、取得したメールアドレスや配信するコンテンツが自社が所有する資産である一方、SNSは各社のプラットフォームを利用するものですので、仕様のコントロールができなかったり、規約違反などがあった場合には利用できなくなってしまうリスクがあります。

このように、メールマーケティングでは既存顧客などオプトインされたリストに配信するため、個々のリストに対する効果は高いという特徴がある一方、SNSにはファンやフォロワーのつながりを経由した認知や新規ファンの拡大可能性があり、それぞれのチャネルを有効活用することでオンラインの顧客接点を広げていけるのではないでしょうか。

SNSとメールマーケティングの連携

SNSとメールマーケティングでは、それぞれのチャネルに適した情報を選定しつつ配信・投稿をされているマーケターの方々が多いかと思います。それぞれのターゲットや接触タイミングが異なる為、連携のバランスをどのように取ったら良いのか悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで、まず手軽に始められる施策として以下2点をご案内します。

1.SNSページでメール購読フォームを設置する

前出の通り、友人知人のSNS投稿のシェアなどを経由して商品・サービスを知ったユーザーを配信リストに追加することで顧客接点を増やすことができます。
なお、Benchmark Emailでは、Facebookページのプロフィールに登録フォームへのリンクを設置することができます。
facebookpage メール
https://www.facebook.com/BenchmarkEmailJapan/

当社Benchmark Emailのニュースレターを購読される方も、Facebook経由の方が少なくありません。Facebookページをご利用の方は是非お試しください。

(FAQ)Facebookのプロフィールに登録フォームのリンクを掲載する方法

2.メールにSNSボタンを設置する

既に実施されている方も多いかと思いますが、上記とは逆にメールコンテンツ内にSNSへのリンクを設置することで、SNSページをお知らせすることができます。
メール フッター SNS アイコン

特に、新着商品やキャンペーン情報などをいち早くSNSで発信している場合には、例えば「twitterをフォローしてキャンペーン情報をいち早くゲット!」など、SNSのフォローで得られるメリットを一緒に記載することでメール購読者をSNSへも誘導できます。

(FAQ)ソーシャルメディアのリンクやアイコンを配信メールに挿入するには?

現在、Benchmark Emailのエディター内では主要なSNSのアイコンをご用意してありますが、LINEのアイコンは準備中のため、下記ページよりボタン画像をダウンロードしていただきリンクを設定する形となります。

(LINE Social Plugin)https://media.line.me/ja/how_to_install

メールマーケティングもSNSも主要な顧客接点であるため、それぞれ別々に施策を行われている場合、まずはメール配信リスト、SNSのフォロワーの双方に双方のフォームやページを案内することで顧客接点を増やすことからはじめられると良いかと思います。

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