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メール配信に使っているアドレスがブラックリスト登録された時の対処法

メール配信に使っているアドレスがブラックリスト登録された時の対処法

メールマーケティングノウハウ • 2019.03.17

あなたのメールアドレスがブラックリストに追加されてしまったらどうしますか?ブラックリストに追加されると、送信したメールで多くのエラーが発生し、メールを届けることができない(迷惑メールフォルダを含め、届かなくなる)という事象が発生します。 今回は、ブラックリストに登録されてしまう原因から対処法・登録されない対策までをご紹介します。 メールのブラックリストとは? 迷惑メール配信を防ぐためにあるブラックリスト ブラックリストとは、スパムやなりすましメールを配信している送信者のIPアドレスリストのことを指します。 これらのIPアドレスリストには、通常迷惑メールを配信するスパムや、ウイルスなどのマルウェアを配信する悪質なメール送信者が主として登録されていますが、通常のメール配信を行っていてもブラックリストに登録されることがあります。ブラックリストに登録されると、配信したメールはほとんど届かなくなってしまいます(迷惑メールフォルダを含め、どのフォルダにも入らない状態となります)。 ブラックリストの2種類のパターン ブラックリストには、大きく分けて2つの種類が存在します。 1. スパムメール撲滅のために活動している複数の団体(サイト)のブラックリスト 「ブラックリストに登録された」となるのはこのパターンが大半です。 スパムメール撲滅のための団体(Spamhaus等)のブラックリストに登録された場合、送信先のドメインに関わらずすべてのメールがほぼ届かなくなります。 2. メールプロバイダのブラックリスト GmailやYahoo!メールなどのプロバイダが、スパムメールからユーザーを守るためにブラックリストへ登録することがあります。 この場合は、特定のドメイン(Yahoo!メールのブラックリストに登録がされた場合はYahooメールのドメイン)宛のメールがほぼ届かなくなります。 ブラックリストに登録される3つの原因 メール送信者のIPアドレスがブラックリストに登録されてしまう原因は、大きく分けて3つあります。 1. オプトインを得ていないメールアドレスへの配信 インターネット上から拾ってきたり購入したリスト宛へメール配信を行なった場合、受信者から迷惑メール報告を受けやすくなります。その報告を元に、ブラックリストへと登録されてしまうことがあります。 2. 存在しないメールアドレスへの配信 記載ミス・入力ミスがあるまま登録された「存在しない」メールアドレス宛に配信を続けると、配信エラーが多くでてしまい、ブラックリストに登録されてしまう危険性が高まります。  3. すでに使われなくなったメールアドレスへの配信 もともとは使用されていたメールアドレスであっても、長い間利用されていないと休止状態となります。 このようなメールアドレスは、ISP(MicrosoftやGoogleなどのインターネットサービス事業者)によって迷惑メール配信者を特定するためのダミーアドレスとして利用されていることがあります。これをスパムトラップと言い、このダミーアドレス宛に配信を続けた場合、配信元のメールアドレスのドメインの評価が下がりメール到達率が低下し、さらにはブラックリストへ登録されてしまうのです。 上記のように、古いアドレスや使われていないアドレスを多く含んだリストを使い続けていたり、オプトイン・購読停止の管理を怠ったことでメール受信者から迷惑メール報告を受けたり、配信エラーを多く出していると、そのデータを元に配信に使っているIPアドレスがブラックリストに登録されるのです。(マナーの悪い利用者は、取り締まりの対象になってしまうんですね) ブラックリストに登録されているかの確認方法 検索サイトでチェック 「もしかしてブラックリストに登録されているかも?」と感じた時は、MGT.jpのブラックリストチェックツールで確認をしてみましょう。ここでは、主要な団体を含め18件のブラックリストデータベースからチェックを行うことができます。 ページ上部でサーバのドメインを入力し、「チェック」ボタンをクリックします。すると、下記のようにブラックリストへの登録情報が表示されます。 登録されているサイト数が「0」でない場合、ブラックリストに登録がされているということになります。 メールが届く場合も ブラックリストとしてもっとも精度のあるリストを管理しているのが、Spamhaus(スパムハウス)というサイトです。英語のサイトですが、日本のメール配信でも、ブラックリストに入ってしまった場合、こちらからメールを受け取るケースがあります。実際にSpamhausによってメール送信がブロックされた場合、こんなメールが届きます。 ブラックリストからの解除方法 どのブラックリストに属しているのかがわかったら、ブラックリストを管理している各団体が定めた登録解除の手順に沿って解除報告を行います。こちらはそれぞれ手順が異なりますので、例としてSpamhausのブラックリストに登録されてしまった場合の解除方法をご紹介します。 (団体によってはIPアドレスを聞かれるだけの場合もありますし、企業名や解除理由を聞かれる場合もあります) Spamhausのブラックリストを解除する方法 1. Spamhausへ進む 2. 「Blocklist Removal Center」に進む 3. 利用している送信アドレスのIPアドレスを入力し「Look up」をクリック 4. 次のページでスパムとなっていた場合、「Listed」と表示がされますので、表示されているドメインをクリック 5. DBL(Domain Black List)からドメインを削除してもらうための申込画面へ移ります。「DBL Removal form」をクリック 6. 表示された解除フォームにて「メールアドレス」と確認のための「表示されている番号」を入力して「Remove」をクリック ※この作業はGmailやyahooといったフリードメインでは行えません。 また送信するメール単体がSpamhausから否認とされ、メールが送れない場合はメール内にスパムと疑われる様なコンテンツが含まれている可能性があります。こちらの対処法については下記ページの「 6) メールコンテンツに含まれるURLが Spamhausでブラックリストとして登録されている場合」をご覧ください。 関連FAQ:メールが否認になった時の原因と対応策 ブラックリストに登録されないための4つの対策 ブラックリストへの登録確認から解除方法までをご説明してきましたが、言うまでもなくブラックリストに登録されないように運用することが最善策です。ここでは、ブラックリスト入りしないための対策をご紹介します。 1. オプトインを得た宛先へのみ配信をする 登録フォームから申し込みがあった希望者のみに配信する、などオプトイン(メールの配信許可)を得た宛先へ配信するようにしましょう。また、同意を得ているとはいえ迷惑メール報告を受けてしまうことのないよう、配信停止への導線はわかりやすいものを心がけましょう。 2. Kickbox等のリスト照合サービスを利用をする Kickboxとは、メール配信を行わずにエラー配信となりうる無効なアドレスを判定することのできるサービスです。 ブラックリスト登録の原因となる「存在しないメールアドレスへの配信」を防ぐために、配信前にこうしたサービスを利用し、無効なメールアドレスをリストから除外することが大切です。 関連記事:Kickboxを使って配信前に使えないアドレスを簡単にチェック 3. エラーアドレスを管理する 上記で無効なメールアドレスを除くためのリスト照合サービスをご紹介しましたが、配信を続けていく途中で「存在しないメールアドレス」がでてくることもあります。キャリアメールであればメールアドレスの変更があったり、会社のメールアドレスであれば、担当者が退職をしたためにアドレス自体がなくなっている場合が挙げられます。 そうしてエラーとなってしまった宛先には、次回から配信しないようにエラーアドレスを管理することが重要です。 ちなみにBenchmark Emailでは、配信の結果無効なアドレスと判定されたアドレスは、次回より自動的に配信対象外となります。 関連記事:メルマガの到達率を高く維持するための正しい運用方法 4. 未開封アドレスの整理をする スパムトラップに引っかかってしまうのを防ぐために、一定期間配信メールに対して開封がないアドレスは整理しましょう。何年も前に取得したメールアドレスの中には、もう使われておらず休止状態のものがあるかもしれません。 「せっかく取得したのに」という思いもあるかもしれませんが、長期間開封などのアクションを全く行なっていない宛先にひたすらメールを送り続けることは、ブラックリスト入りのリスクがあります。 関連記事:メルマガの配信リストを整理!開封していない人に購読の意思があるか確認しよう! ブラックリストに登録された際は上記を参考に確認・対処をし、今後登録されないためにぜひ対策を実施してみてください。Benchmark Emailでは、正しいメール配信について今後も情報を発信していきます。 *この記事は2016年9月公開の「配信に使っているアドレスがブラックリスト登録されてしまった時の対処法」を再構成したものです。


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