RSSを使って配信の手間を削減するWebメディア「訪日ラボ」のメルマガ活用事例

所要時間 < 1 メールマーケティングノウハウ 事例

こんにちは。遠藤です。Benchmark Emailを利用しているユーザーの方に、お話を伺うインタビューシリーズです。今回、お話を伺ったのは、国内業界最大級のインバウンド専門Webメディア「訪日ラボ」を提供している株式会社movの訪日ラボ編集長の根本様です。

株式会社movのメール施策概要

メール配信を行っているサービス名:
・インバウンドの総合メディア・総合ニュースサイト「訪日ラボ」
・インバウンド対策の資料請求・マッチングサイト「訪日コム」

対象:
訪日外国人向けにビジネスを展開している企業、インバウンド対策支援サービスを提供する企業

主な配信コンテンツと頻度:
メール1:訪日ラボの新着記事RSSメール(5回/週)
>詳細へ移動(デザイン事例あり)
メール2:訪日ラボのイベント告知(随時)
>詳細へ移動(デザイン事例あり)
メール3:訪日コムのソリューション企業のサービス紹介(7回/週)

担当組織:
訪日ラボはRSSで自動化
訪日コムは担当者1名

運用と設計について:
RSSを使ったメルマガでも、開封率は手作業と同じだった  >詳細へ移動
コンバージョンはWebサイトへの流入  >詳細へ移動
読者が慣れた形式に合わせたデザイン設計とワーディング  >詳細へ移動

インバウンドの情報提供をしているニュースサイト「訪日ラボ」

 

━「訪日ラボ」とは、どのようなサービスなのでしょうか?
インバウンドの総合メディア・総合ニュースサイトとして、2015年にリリースしました。インバウンドを呼び込みたい企業(以下、インバウンド企業)の方、それからインバウンド対策支援サービスを提供する企業(以下、ソリューション企業)の方という2つのポジションに対して情報を提供しています。

インバウンド企業とソリューション企業のマッチングの場を提供している「訪日コム」というサービスもあります。

ユーザー層とリスト取得方法

━メールマガジンのリストは、どのように集めていますか?
訪日ラボでは、Webサイトに掲載している登録フォームで収集しています。
メールマガジンに登録するとホワイトペーパー(レポート)をプレゼントしています。
Webサイトのサイドバーと記事下の部分、またポップアップでもフォームを表示しています。

 

入力項目をメールアドレスだけに変更したところ、登録者数が大きく伸びました。
はじめは名前や業種の項目を設けていましたが、情報を使い切れていませんでした。
訪日コムでのアカウント作成へ繋げればそうした情報を取得できるため、訪日ラボの段階ではメールアドレスだけあれば良いと判断しました。

いっぽう訪日コムでは、資料ダウンロードやアカウント作成の際に、メールマガジンの購読へ同意をして頂くという方法をとっています。
その際に購読者の業種がわかるので、Benchmark Email上でセグメント配信に使っています。その結果、例えばホテル業の方に民泊運用のサービスを紹介する、といったミスマッチを最小限にとどめることができています。

配信コンテンツ

(1)訪日ラボの新着記事RSSメール

 

配信頻度:週5回(平日)
配信時間:朝8時頃
内容:前日に更新した記事

(2)訪日ラボのイベント告知

 

我々が登壇するセミナーやイベントで集客をお手伝いする場合には、訪日ラボ上で記事化したのち、メールマガジンで告知して参加者を募集します。

(3)訪日コムのソリューション企業のサービス紹介

配信頻度:1日1回程度
内容:ソリューション企業のサービスを紹介

訪日コムでは、新たにソリューション企業のサービスが登録されたときに「御社はこういうことに困っていませんか。こういうサービスを入れてみてはどうですか?」といった、ご提案という形のメールマガジンを配信しています。

運用と設計について

(1)RSSを使ったメールマガジンでも、開封率は手作業と同じだった

━RSSを使っているのは、何か理由がありますか?
訪日ラボでは、1日に多いときで15本くらいの記事を出しているんです。そのため、それを手作業で、例えば「本日のおすすめ記事5選」というふうにやってしまうと、けっこう手間になってしまいます。正直なところ、それをやるリソースがありません。

かつて1日あたりの記事数が5本程度の頃に、手作業で配信したことがありました。しかし手作業とRSS配信を比較してみると、開封率もそのあとの動線も、コンバージョンに関してあまり変化がありませんでした。「だったら自動配信で良いじゃん」と考えて、今はRSSを使っています。

訪日ラボのメールマガジンは、初期の頃に高速でPDCAをまわして今のデザインになりました。例えば「記事を読む」のボタンを大きくしよう、と手を加えて効果測定を行い、「ある程度効果が出たね」「ちゃんとクリックされるようになったね」と確認しました。

訪日ラボ編集長 根本様

 

━メールマガジンの運用は1人でやられているのですか?
訪日ラボでは、最初の仕組みを私が作りました。RSSも私とエンジニアでやりました。
訪日コムについては、訪日コムの担当者が手作業でやっています。

━訪日ラボではSNSも使われていますが、メールマガジンと力のかけ具合は違いますか?
ほぼ同じです。訪日ラボではメールマガジンもSNSもRSSを使って配信しています。RSSでメールマガジンもやっているし、Twitterにも流しているし、Facebookにも流しています。

関連記事:RSS Email機能で最新情報を届けよう

(2)コンバージョンはWebサイトへの流入

━成果やコンバージョンは、Webサイトへの流入でしょうか?
そうですね。訪日ラボも訪日コムでも、基本的なKPIとしてPVを指標にしています。
あとはメールマガジンの登録者数や購読停止数もみています。

━訪日ラボのメールマガジンで、訪日コムの情報を流すことはありますか?
訪日コム掲載ソリューションを訪日ラボとしてご紹介して、訪日ラボのメールマガジンで情報提供する形をとっています。通常のニュース記事でもバナー掲載や、記事の内容に合わせて訪日コムで掲載しているサービスの紹介をしています。

━開封率が変わったときはありましたか?
送信者名を未設定から「訪日ラボ編集部」にしたときに、開封率がかなり改善されました。

関連記事:Googleアナリティクスを使ってメールマガジンの1歩踏み込んだ効果分析しよう!

(3)読者が慣れている形式に合わせたデザイン設計とワーディング

━メールマガジンのデザインやテンプレートでこだわりはありますか?

読者の方が慣れている形にすることを意識しました。例えば、3カラムやフルサイズのコンテンツは混乱をしてしまうと考えて避け、なるべくオーソドックスなデザインにしました。

デザインやワーディング(文言)については、読者の方々が購読してそうなさまざまなメールマガジンを購読して、徹底的に研究しました。
例えば業界的に「注目の記事」という言い方が一般的だったら、「人気ランキング」というよりも「注目」と言ったほうが良いよね、とワーディングを決めていきました。

「申し込み」や「資料請求」など重要なCTAの色は、メール・ウェブサイトを含めた全メディアを通してオレンジ色に統一しています。

関連記事:メルマガでクリック率を高めるための7つのヒント!CTAを設置した効果的なメールの作成方法

まとめ

Webメディア、ニュースサイトでメールマガジンを担当している方にとって、訪日ラボのメールマガジン運用は参考になる点がいろいろあったと思います。

人手が限られているなかで、どうやって手間を減らすか。その解決策の1つとしてRSSを使ってメールマガジンを配信する。1つ1つのメールマガジンで、細部までこだわって、調整をして配信をするまではできないかもしれませんが「手作業で配信をしたときと成果が変わらなかった」というのは予想外でした。

メールマガジンづくりでも、読者目線になって、馴染みのある慣れたフォーマットにするというのも新鮮でした。いわれてみれば当たり前のように感じますが、使う文言など、読者に負担をかけないメールマガジンというのは、とても大事ですね。

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